感謝の手紙(川口)
先日、ある方の紹介で1人の生徒が入塾してくれました。
そのある方(以下、Xさん)とは色々と思い出があります。
Xさんのお子さんの高校受験において、
僕の力不足で合格させてあげることができませんでした。
そんなこと忘れるわけがありません。
進路指導しながらいつも思い出します。
明日成の生徒は毎年のようにその高校を受験する生徒がいるので、
その高校を目指す生徒と話をする時には
いつも頭の片隅にその生徒(お子さん)の存在があります。
その生徒は一心不乱に志望校(以下、A高校)を目指していました。
しかし、成績的に合格できるかどうかのボーダーラインにいたので、
僕がB高校の提案もしながら色々と進路を検討しました。
通常、親御さんとの二者面談のところを、
その生徒も入れて三者面談にして、
「もし、〇〇だったとすると・・・」
「こういう可能性もあるけど・・・」
「でも、ここはさすがに譲れないよね」
みたいな想定の話をたくさん投げかけて、
本人の気持ちを確認していきました。
結論、A高校で意志は固まっていました。
僕とXさんで言葉を交わさずとも、
「あとはその生徒を信じましょう」と誓い合った気がしました。
合格発表の日、僕は担当高校ではありませんでしたが、
その高校まで行きました。
そして本人の口から、「落ちました」と聞き、
色々な感情が込み上げてきました。
後悔という訳ではありませんが、
後悔がないという訳でもありません。
悲しいという単純なものでもない気がします。
これは他では味わうことのない感情なのだと思います。
という、こんなストーリーのあるXさんからの紹介です。
結果だけを見れば、
「明日成に通っても落ちたじゃないか」と
ネガティブな感情を持たれても仕方ないと思います。
ましてや人に明日成を紹介するなんてあり得ません。
それでも、Xさんから紹介されて面談に来て下さった方から、
『「明日成に捧げたお金は安くはないけど、何も惜しくない。
困っているなら明日成にとりあえず電話しなさい!早く!」
と言われてきました。』
というお言葉を頂きました。
あかん!
書きながら涙出そう(笑)
おっさんが1人でパソコンと向き合いながら涙を流す。
これはまずい( ;∀;)
その後、Xさんのお子さんは別の高校に進学し、
一生懸命頑張っているという情報は耳にしています。
とても嬉しいことです。
僕の立場で「不合格」という出来事を美化するようなことは
書けないけれど、
マジでがんばれー-----------!!!!!!
負けるなよー----------!!!!
そして、Xさん。
面と向かって、
「ブログ読んでます」って人に言われたのは、
あの時が初めてなのでよく覚えています。
今も読んでくれているでしょうか?(^^;
まず、「ブログ読んでます」って言われるのは、
僕はなぜかすごく恥ずかしいということがあの時分かりました(笑)
今も読んでくれていると信じて、
今回個人が特定されないようにこのようなブログを書かせて頂きました。
ご了承願います。
このブログはXさんへの感謝の手紙とさせて頂きます。
本当にありがとうございます!!!