73歳に心打たれた(川口)
先生と生徒が卒業しても繋がっている塾は、
世の中結構あると思います。
何も明日成だけに限った話ではありません。
そうやって卒塾生と話をしているうちに、
卒塾生が本当にやりたいことが見つかって、
そこにちょっと協力してみたという話を書きたいと思います。
僕も何かと色々なことに興味を持つタイプなので、
卒塾生の野望を聞くのはすごく楽しいです。
その卒業生は「農業がやりたい」という話をしてくれました。
決して楽な道ではないことは分かっています。
独学で何とかなるものではありません。
そこで、知り合いの農家に現実を教えてもらうために、
卒塾生と二人で話を聞きに行ってきました!
と言っても裏の目的は、
「この卒塾生を弟子にしてもらうこと」でした。
話を聞いていくうちに、この農家さんの話にのめり込んでいきました。
「オレは毎年農家1年生の気持ちで挑戦している」
「商品は見栄えが大事。とにかく綺麗に」
「実験を繰り返す」
「73歳でもまだまだやりたいことがある」
「周りの農家からは土地を広げすぎと言われるがオレはやれる」
「農業って奥が深くて面白いぞ!」
というポジティブなワードが並びました。
僕の感想は、
「こういう大人になりたい!!!!」でした。
この農家の方は元々知り合いではありましたが、
仕事の話を聞いたことはありませんでした。
「こだわり」ってどこか「頑固」なイメージがありますが、
突き抜けると「人間味」に変わるのだと分かりました。
車の中にあった納品前の野菜を見せてもらいました。
こだわりの包装で、野菜本来の「色」がとても鮮やかに見えました。
これを73歳1人ですべてやっているそうです!
そして切り出しました。
「コイツ(卒塾生)は本気です!弟子にしてやって下さい」
「全部教えてあげるよ!土日来れる時でいいからおいで!」
と優しく承諾してくれました。
卒塾生は働いていますが、
これから1年間は土日に農家として修業します。
遊ぶ時間は減るけど絶対に若いうちに修業した方がいいと
僕もアドバイスしました。
アドバイスするだけの、
口だけの大人になりたくないので、
僕も休みは手伝いにいきます。
卒塾生と一緒に泥まみれになりながら農家をします。
いつか卒塾生が自分で育てた野菜を食べたい!
決して楽しいばかりではないけれど、
日々の作業は地味かもしれないけれど、
食べ物をつくるってすごく尊いことだと思っています。
そこに挑戦したい卒塾生に感謝しながら、
僕も本気でそこに関わっていきます。
どこに繋がるかは分からないけれど、
1人の本気が周りを動かすのだと思います。
輝く73歳の師匠に弟子入りだ!
あの人の力になりたいと思わせてくれる人でした。
きっと1人でもできてしまうのだと思いますが、
俺もがんばろー!!
※僕が行くのはお休みの日だけです(^^)/