僕のゴール(川口)
公立高校入試前日となりました。
高校には「定員」があります。
定員を超える出願者数となった場合、
不合格者は必ず存在します。
不合格を負けと捉えるならば、
ここまでの努力や過程はすべて無駄だったのでしょうか?
僕はそうは思いませんし、
そんな考え方寂しすぎませんか?
本心はもちろん全員合格して欲しいし、
全員の喜ぶ顔が見たいと思っています。
でもそれは僕の中でゴールにはしません。
僕のゴールは、
『前日の夜、つまり今、入試を明日に控えた受験生たちが、
「俺はここまでよく頑張った。
ここまでやって出た結果はすべて受け入れる」
という覚悟を持って入試に挑む状況をつくること』
です。
これが僕のゴールです。
無責任と思われても構いませんが、
ここをゴールに設定することしか考えられません。
結果と向き合い、
生徒を合格に導くのが塾講師としての責任だろ!
という意見ももちろん分かります。
別に結果にこだわりがないわけではありません。
結果至上主義にはなりたくないだけです。
話はループしますが、
結果至上主義の先生に教えられた子供はどう育つのでしょう?
結果に強い子に育つのでしょうか?
結果を出し続けることができる子に育つのでしょうか?
まぁ、100か0かの内容ではないので、
議論しても仕方ありませんね。
とにかく、
僕はここまでの中3生の歩みを見て、
『やれることはやった』と
胸を張って送り出すことができます!
それで僕の役目は終わりました。
最後、1人1人全員を見送り、
全員と握手をしました。
これで、すべて終了です。
あとは結果をただ待つだけ。
共に受け止める覚悟を持ちます。
長良校の中3生よ、
かましてこい。