不便(浅野)

子供の頃はあれだけワクワクしていた雪も

大人になると、

「うわ、また道混むじゃん」「帰るとき凍結しんやろか」

「雪かきするぐらいまで積もったら嫌やな」

なーんというマイナスな考えしか出てきません(*_*;

むしろ大人になる=ネガティブな発想になってしまうということかもしれません。

とはいえ、一応僕自身も雪や寒さと格闘してきた経験があるわけで、

小中学校の時は激しい伊吹下ろしの寒風をもろに食らいながら登下校をし、

高校の野球部の時は小雪が舞い散る中、地獄の塁間ボール回しに耐え、

(グローブの芯でとらないと確実に手が死にます←わかる人にはわかる)

大学時代はお金が無かったので、深夜早朝までバイトをして激寒の中帰宅するという、

寒さに耐えながらなんとかこれまで生きてきました。

それが今や移動するには車で暖房をつけ、

仕事は屋内でエアコンをガンガンにかけ、

ヒートテックという文明の利器に依存し、

ずいぶん人間として退化してしまったなーと感じざるを得ません。

ちょうど今中1の子がやっている国語の

「不便」の価値を見つめ直す という内容に通ずるものがあります。

不便の中にこそ、新しい発見や工夫、モチベーションの向上につながる何かがあるというお話です。

便利になりすぎた現代のわれわれにはグサッと突き刺さるものがあるお話でした。

鏡島校 浅野宏明

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