何のための期末テスト?(藤江)

こんにちは、明日成穂積校の藤江です。

中学生の大事な大事な学年末テストまで残り10日となりました。

どのテストも大事ですが、学年末テストの大事さは意味合いが違います。

高校入試に必要な学年内申に直結するテストなんです!!

そもそも中間テストや期末テストはなんのためにあるの?と考えた時に、

多くの保護者の方は

「ここまでの学習内容を復習して理解度を確認するため」と答えます。

もちろんそれは理想ではありますが、実際は違います。

テストの目的は「内申(成績)をつけるため」です。

これを理解していないと、高校入試において非常に不利になります。

学校の先生が内申をつける時の判断要素はいくつかあり、その中の一つがテストの点です。

テストの点数が高い方が良い内申がつきやすいため、テストを頑張るといった仕組みです。

点数と成績の関連性は、過去のデータ上概ねこのような可能性があると思っています。

(平均点や度数分布にもよります)

5→80点~100点

4→70点~90点

3→20点~80点

2→0点~50点

1→点数以外の要因

ご覧いただければわかるように、やるべき事にちゃんと取り組めば誰でも3以上は取ることが可能です。

言い方を変えると、ほとんどの子が内申3以上を取ることができるため、

内申の平均値は3ではありません。きっと3.4程度あると思います。

要するに、オール3だからうちの子は普通と思っていても、内申に関しては平均より下になります。

明日成ではそういった成績の仕組みと子供たち一人一人の特性を見ながら、

内申を意識したテスト対策に取り組んでいます。

その結果、350点だけど5教科の内申は20取っている子

400点でオール5まであと1つの子や、430点でオール5の子もいます。

そして5教科で3がついている生徒はほぼいません。

もちろん点数を上げるために全力で対策に取り組んでいますし、毎日の強制自習で演習量もどこの塾よりも多いです。

ですが、子供達の日々の心の変化や、そもそもテストの難易度などテスト結果に関わる要因はとても複雑です。

やるべきことにちゃんと取り組んでいる子であれば、成功も失敗もその子の成長に必ず繋がります。

点数を上げるためにベストを尽くしたうえで、点の良し悪しだけで子供たちを評価する心無い塾ではありたくないので、

内申の仕組みや取り方にはとてもこだわっています。

その子の人間性や長所をしっかり見極めた指導が明日成の一番の強さだと思っています。

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