知られざる化粧品の世界(浅野)

なんちゅー題名のブログ??

と思ったそこのあなた、

私も同じ気持ちです。

昨日高3の生徒の志望理由書のお手伝いをさせていただいたのですが、

将来化粧品の開発をしたいから〇〇大学に行きたいという文章を作成しました。

ところでみなさんは化粧品に含まれる成分についてどれほどご存知でしょうか??

私は皆無です。

唯一所持する可能性があるのがリップクリームぐらいで、一冬に3個は買います。

(内2個は必ず無くす、見つかった時にはぐちゃぐちゃ、そもそも匂いが好きじゃない)

成分なんて何にも知りません。

そんな話は置いておいて、いざ志望理由書を書くとなったらある程度の知識は

必要となってきます。(例え付け焼き刃でも)

そんなこんなで生徒と一緒になって色々調べてみたのですが、

まーなんと奥深くて緻密で計算され尽くした世界観であることか。

一切の無駄が無く、それぞれの成分に役割が与えられ、それが他の成分と調和して

もはや一つの作品を作り上げているという世界観に感動しました。

例えば身近な例でいくと「酸化鉄」は中学生の理科の実験でも扱われますが、

なんと化粧品にも頻繁に使われるようです。

主な用途は黄色・赤色・黒色の着色に使われるようです。

もちろん人体に害がないように、もしくはアレルギー反応が出ないように

緻密に計算されて配合されているとのことですが、

こんなきっかけがなければ知る由もありません。

その他にも物質の融点が人体の体温らへんに調整して瑞々(みずみず)しく見せたり、

光の屈折率を利用して、どの角度から見ても綺麗に見せたり、

もはや芸術作品やん!と何度も思いました。

はたまた、化粧品のネーミングについても勝手に考えたのですが、(志望理由には一切関係ない)

やっぱり秀逸。(個人的にはリップモンスターなんて考えた人は天才以外の何者でもない)

まだまだ化粧品の魅力について語れてしまいそうですが、まとめます。

このことから僕が思ったのは、

世界は物理的なものはもちろんですが、(フランスの凱旋門とかエジプトのピラミッドとか)

色んな分野の裏側にも広がっているということです。

このブログのテーマである「化粧品の世界」もそうですが、

「サッカーボールの世界」「カレーライスの世界」みたいに。

で、(知的)好奇心さえあればその世界の入り口には誰でも立てます。

しかし、その世界がより美しく魅力的に見えるかどうかは学問を積むかどうかだと思います。

要するにその世界に進む覚悟を決めて努力できるかどうか。

僕は化粧品の世界をちょっとかじっただけ(色々調べて多少勉強はした)

ですが、面白そうだなーと思いました。

ところが、きっともっと深く知ろうとすると理解できないことだらけで嫌になってしまうことでしょう。

でも実はその先にもっと面白い世界が広がっているんだろうと思います。

ふと学生時代を思い返すと、(&今の子どもたちを見てみると)

「こんな三角関数とか絶対勉強しても意味ないやん」

「私日本から一生出ないんで英語なんて勉強する意味ありません」

なんて声があちこちで聞こえてきますが、

きっとどこぞの未知の世界に立つきっかけを与えてくれているに過ぎないのだと思います。

て考えたら日本の教育も捨てたもんじゃないなと、

話のスケールを大きくし過ぎて収拾に困っている僕がいます笑

受験生ともなると点数=合否に直結するので学問の意味を問う暇なんてないかもしれませんが、

時間のある時に今勉強していることが世の中の何と関わっているのか調べてみると、

モチベーションが上がるかもしれませんね。

と、いかにも塾の先生的な締め方で今日は終わらせて頂きます。

正木校 浅野宏明