海底の世界は?
18日にカナダ南東部沖で連絡を絶った、英豪華客船タイタニック号の
残骸探索ツアー用の潜水艇の捜索活動が行われております。今現在では、
まだ見つかっていないようで、安否が心配であります。そもそも水深が
3700mくらいあるようですが、私の様な凡人では、その海底の世界を
想像する事もかなり困難です。
空に比べ、海底での様子は未知の部分が多いそうであります。例えば、
電波は実際に届くらしいのですが、周波数や減衰率の関係でまだ研究段階
なのだそうです。音(音波)は、電波よりは現実的なようで、空気中で
伝わる5倍の速さで、海水中は音が伝わるようで、比較的遠くまで、その
音が届くようです。イルカは海に住む高等な哺乳類ですが、その音の特性
を生かして、コミュニケーションを取っているそうですね。
しかし、この超音波は、実際に漁師や海釣りで使う、魚群探知機で
見るように、そこまでの精度が望めないようです。海は、空と異なり、
地形や海底の形状が複雑で、更に不定期な潮流や干満が存在します。
こんなに身近で、人間に多くの恵を与える海ですが、まだまだ人間の
手に負えるような存在ではないと言いう事だと思います。今回の捜索が
なかなか進まないのも、その相手が海だということが一番の理由でしょう。