Nano Terasu(のぶや)

タイトルの Nano Terasu(ナノテラス)とは、東北大に建設中の次世代放射光施設の名前でございます。

いわゆる最先端の研究施設というやつです。

なぜこの話題に触れたかといいますと、

明日成では高校3年生の理科科目の無料授業を開講しておりまして、私が物理担当をしております。

そこでちょうど電磁気という、この Nano Terasu の仕組みに関わる分野を授業していたからです。

この施設の目的を簡単に説明すると、「粒子を光速に近い速度に加速すると、そこから光が出てくる。その光は、太陽の10億倍以上もの明るさを持ち、いままで見ることのできなかった極めて小さいものの観測を可能にする。」というものです。

いままで見えなかったものが見えることによって、科学の発展に関わる新たな領域に踏み込んでいくわけです。

私たちの身近なものでいいますと、軽くて頑丈な素材の構造への理解が深まれば、車の燃費が飛躍的に向上したりするんですね。

それだけではなく、医療分野など、あらゆる産業の発展につながるものだという事です。

私の好きなYouTuberであるQuizKnock の須貝さんが、非常にわかりやすく解説してくれています。

進路選択では、こんな最先端の研究に携わりたい!!という目的をもって進学することが理想の形ではないかと思います。

常にそういった情報にアンテナを張って、生徒の皆さんに還元できればと思います!


p.s.

物理選択者は動画内の話がとてもよく理解できると思いますので、ぜひ視聴してみてください!