関東大震災から100年

 普段の生活のなかでの「些細な悩みや不安」は、

数え上げればキリがありません。その一つ一つに、

一喜一憂までは行きませんが、心がふさがる何か

を感じます。それほどの大問題ではないため、

何気なく過ぎてはいきますが、大震災となると

その大きさは、人生を根本から覆すほどの影響が

あるかも知れません。

 

 実際に、阪神淡路大震災や東日本大震災では、

生活が一変した方も多かったと思います。しかし、

私自身はと申しますと、どちらもその時に生きて

はいましたが、人生が大きく変わったかといえば、

その人の一人ではありません。関東大震災では、

死者は9万人・行方不明者・負傷者は5万人以上だった

と言われております。

 

 人間はおかしなもので、こんな大きな災害を

考えると普段の生活での不安が小さく感じて、

逆に心が軽くなったりもしますね。「~に比べれば、

今はまだましだから」みたいに。ひょっとすると

それは不謹慎なのかも知れませんが、今日は、

関東大震災から100年を迎えて、防災についても

思いをはせたいと思います。