暗黙の基準値?

 例えば、食べ物の美味しいか不味いかの基準は、

人によって全く異なります。ことわざでもあるように

「蓼食う虫も好き好き」なのです。最近は、少ない

様ですが、昔よくあった「美人コンテスト」もつまりは、

その個人の好みであって、絶対的ではないですね。

 

 実は、学校のテストにも、暗黙の基準値が存在

します。それは、実際の点数ではなくて、その点数に

対する評価です。例えば、70点が、良い点数なのか、

悪い点数なのかは、全く個人の基準です。それまで

の自分の点数の経緯もあるでしょう。周りの評価もある

かも知れません。兄弟姉妹の関係もあるでしょう。

例えば、兄がいつも90点以上の点数ばかりなら、

下の兄弟もそういう基準となるかも知れません。

逆に姉がいつも50点台なら、70点という点は、

賢い!と思われるかも知れませんね。

 

 そういう意味で、お子さんを冷静に判断すること

は、非常に難しいですね。明日成・正木校では、

杓子定規な点数というより、本人の頑張りに重きを

おいて評価するようにしております。最もダメなのは、

すごく頑張ったという意識がある生徒に対して、

頭ごなしに批判することでしょう。確実に、やる気が

削がれます。ほめる事が大切というより、適切な

評価が肝心です。おべんちゃらでは伸びません。

頑張った分の誉め言葉を重要視したいと思っています。

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