時代の変化(國井)

面白い記事があったので、ご紹介。

保護者の皆様と面談をさせていただくと、話題として挙がるのが

今と昔の勉強の違いについて

です。

ベネッセ教育情報で『親子で比較!中学生の学校生活・学習スタイル』という記事がありました。

昔(私、國井の世代も)は土曜日の午前中に学校があったりしましたね。

今の子は土曜日がない分、授業時間が大幅に減ったのかというと、

1990年  1,050時間/年

2015年  1,015時間/年

とあまり変わらず、平日が忙しくなっている様子。

家庭学習時間も

1990年  96.9分/日

2015年  90.0分/日

とほとんど変わっていないですね。

大きな違いとしては、

・PCやスマホを勉強に活用している。

・自ら勉強する子供が多い。

などありますが、本当か否かはお子さん次第。

学校の授業では、グループワークが半分弱と格段に増えている様子。

グループワークとは、数人ずつのグループに分かれて、討論や制作などを行う授業方法のことです。授業だけでなく、企業の選考会などでもよく取り入れられています。グループワークと似た授業方法のひとつに、ディスカッションがあります。どちらもグループに分かれて実施するという点では同じですが、討論をするだけでなく、最終的に成果物として残すという点が、グループワークの特徴です。

現在文部科学省は、アクティブラーニングという学習方法を推進しています。生徒が主体的に授業に参加できるグループワークは、アクティブラーニング型の授業方法のひとつで、今後さらに多くの教育現場で取り入れられるようになると予想されています。

積極性や個の意見も取り入れやすいことなどの良いこともありますが、中には先生がまとめをしなかったりで何を覚えたり理解すればよいかわからない

という意見もあります。

さらに、個人的にテスト問題が大きく変化しています。

たびたび書いていますが、

・記述問題(用語の説明・行った理由など)

・図やグラフの読み取り(数値の変化の理由まで問われるものも)

など、昔の丸暗記の勉強から大きく変わってきています。

ただ問題なのは勉強法について

できるだけ暗記しようとする

が、今も昔も6割以上と変わっていないことです。

当然暗記しなければいけないものも多くありますが、一番悪い勉強法になりそうな(それを直せないでいる)生徒が多いことだと思います。それは、

ノートまとめやワーク(問題集)を解いて終わった気でいる

ことです。また、少しずつ悪知恵も働いてくると

確認テストに出てきた問題だけを覚える

という派生型もあります。

なんにせよ、そんな勉強法を直せるように声掛けしていくしかないんですけどね。

教育は最高の仕事であって、とても難しい仕事ですね。

前の記事

正木校 12月の予定

次の記事

3度目の落選(川口)