将来への不安は・・・

 どんな人にも将来の不安はつきものですね。

何もそれは子どもだからではありません。むしろ、

より深刻に悩むのは、大人かも知れません。私たち

の仕事は、少なくとも数年先までの「学生」としての

将来のアドバイスであります。どんな高校に進学する

と良いか、どんな大学が適しているか、などです。

 

 ただし、この問に対する明確な答えはありません。

誰もわからないのです。しかも、現在の進路指導の

なかでは、強烈にその方向性を求めます。例えば、

高1生は、つい最近まで中学生で、受験をやっと終えた

ばかりですが、もう理系か文系かの選択を迫られ、

尚且つ、志望大学まで記入しろと言われます。

自分のなかに何もない事は、答えようがありませんが、

仕方なく「何か」を記すことになります。

 

 現代の社会では、一般的には20代そこそこまでは、

学生という身分を持って、それ以降は社会人という

立場になるのが、普通であるとされます。とはいえ、

新卒社員の30%が離職する世の中であり、多くの

人が、何をやりたいかを探しています。

 

 どんな価値観で、何を選ぶかは、人それぞれですが、

それを明確に答えられる人が多くはないのが本音です。

ちょっと視点を変え、明るく未来を信じれる人のことを

「幸せ」と呼ぶのかも知れませんね。