大学の学費問題(瑛作)

子どもの大学受験について考えてみると、志望校を決定する要因として

  

・やりたいことができる

・偏差値を考えて自分に合っている

・卒業後の進路が安心できる

・実家からの距離が近い

                             

いろいろな要因が挙げられると思います。

  

その中でも子ども以上に、親が考えておかなければならないことが

授業料や入学金など、大学の学費です。

  

大学における授業料については、当然、高校選択以上に大きな差が生まれます。

  

私立高校に通う場合でも、現在は国からの修学支援金により

公立高校に通う場合との金額差が、かなり小さくなってきました。

  

しかし大学の授業料の場合、やはり私立大学が高額になります。

  

各大学を対象にしたアンケートによると

国立大学(標準額) 535,800円

公立大学(標準額) 534,485円

私立大学(平均額) 971,664円

  

私立大学と国公立大学では約2倍の差があります。

(なお、私立大学授業料の中央値は870,000円)

    

この金額だけを見ると、国公立大学が進学する方が安いように思えます。

  

とはいえ、実家を離れ一人暮らしで国公立大学に進学した場合、

年間約45万円(月あたり4万円弱)の金額差は、

アパート代や仕送りを考えると、本当はどちらの方が金額は大きくなるでしょう。

  

このように金額を考える場合、

単純な授業料や入学金だけでなく、その他の費用も含めて検討していく必要があります。

  

また、大学においても国からの修学支援金や奨学金、

大学独自の奨学金などさまざまな方法が存在します。

(国からの修学支援金については、2024年から変更点もあります。)

  

お金については親子間での話し合いは難しい部分もあると思いますが、

そういった点についても話し合い検討しながら、進学先を検討していけると良いと思います。