不完全性定理?

 ゲーデルの不完全性定理をご存知でしょうか?

という出だしですが、説明しろと言われても、私にも

よく分かりません。!(^^)! なんじゃそりゃ~、

っていう感じです。

 

 最近の風潮の1つに、不完全であることを忌み嫌う

傾向や、~叩きなるものが非常に多いですよね。ネット

の発達により、個人が色々と発言出来るのも1つの原因

かも知れません。「炎上」という言葉が使われて久しい

です。私は、ここで誰かの過失や過ちを糾弾する気も、

擁護する気もないのですが、実は数学の世界には、

上記の「不完全性定理」なるものが存在するのです。

 

 数学と言えば、何か最も白黒つきそうな、曖昧さが

ない世界な気がしております。生徒たちが苦手な、

証明という単元もあります。では、この定理が何かと

言えば・・・、実は、「数学は、万能ではなく、必ず

矛盾がつきまとう」という定理なのです。矛盾の無い

世界を追求する学問で、そんなものは無い!と証明

されてしまっているのです。

 であれば・・・、私たちの実社会のなかに、矛盾

など山の様にあると思いませんか?そして、その矛盾は、

この定理に従えば、絶対に無くなりはしないのです。

つまり、その矛盾のなかで、どのように、折り合いを

つけて暮らしていくかが問われているのが、今の社会

なのだと思います。そんな事を伝えているような、

定理な気がしております。