ふり返り(大西)
最近、大学の推薦入試で志望理由書や面接内容を考えている生徒の姿を見ていて
冷静に自分をふり返ることは大事だなと感じます。
大学で自分は何を学びたいのか
将来どうなろうと思っているのか
自分の長所、短所
頑張ったと胸を張って言えること
などを考えてあると、何かに迷ったときなどに立ち返ることができますから、
それを考える時間があった人となかった人では、入ってからの頑張りに差が出るように感じます。
ふり返るというと反省の面もあります。
中学生の定期テストが返されていますが、よく「こんな点数で先生に叱られるんじゃないか」と
とても出しにくそうに点数を報告する人がいます。
結果に対してはもう出てしまっているのだから叱りようがありません。
それよりも、全力で準備できたかどうかをふり返ってほしいし、
その過程は叱ります。
おそらく点数を、胸を張って言えないのは、
「これが私の全力です」と胸を張れないからではないでしょうか。
多分まだ頑張れる余白を残したままテストを迎えてしまったのでしょう。
「定期テストふり返り用紙」に反省を書いてもらいますが、
「○○ができなかったので、もっと勉強したい」
のオンパレードです。
ですが、このようなふり返りではきっと次回のテストの期間には忘れていることでしょう。
それよりは「次回は基礎計算に全力を注ぐ!」
のようなふり返りのほうが、自分が出来なかったところも冷静に見直せているし、
まだ思い出しやすい。さらに、顔を上げて前向きになれている気もします。
「今回、○○は△△という方法でやったらできたから続けていきたい。」
これも過程の部分を冷静にふり返れていて自己肯定感もあって良いと思います。
要は、自分に還元できるようなふり返りをしてほしいと思っています。