はじめましてのごあいさつ(林)

4月から新しく明日成の一員となりました林です。

正木校をメインに複数の校舎で授業を担当します。

教科は主に国語・社会(と英語)です。

中国の古典のひとつ、『大学』という書物に次の一節が記されています。

原文と書き下し文、現代日本語訳を載せましょう。

……………

湯之盤銘曰、苟日新、日日新、又日新。

湯の盤の銘に曰はく、苟(まこと)に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなれと。

湯王の水盤の銘文が言う、まことに一日新しくなり、日々に新しくなって、さらにまた日ごとに新しくなれと。

……………

湯(とう)は夏王朝(かおうちょう)を滅ぼして殷王朝(いんおうちょう)を創始した聖王

盤(ばん)は青銅器の一種で、洗面もしくは沐浴(もくよく)用の器

銘(めい)は青銅器に鋳込まれた文章で、金文(きんぶん)ともいう

……………

この『大学』の一節は、殷の湯王が毎朝、顔を洗う、もしくは沐浴をするたびに水盤の銘文を見て、これから始まる一日を初めて経験する一日として、新たな気持ちで生きようという思いを抱いていたと伝えています。

私も湯王にならい、常に新鮮な気持ちをもって、かけがえのない一日一日を大切に生きて、それぞれの校舎で生徒の皆さんとともに授業をしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

(殷王朝の創始者とされる湯王、青銅器の銘文については、改めて書きたいと思います。)