音読の効果(國井)
最近、面談からのブログになりますが宜しくお願いいたします。
面談で、
『国語の成績をもっと上げたい。』
という要望がありました。
解答としては
『音読をさせましょう。』
です。これは国語だけでなく、英語にもいえます。
科学的な実験結果
カナダのモントリオール大学で学生たちに単語を暗記させるという実験を行いました。
- 頭の中で暗唱
- 口を動かすが、声に出さない
- 声に出して音読
- 人に向かって音読
の4グループで行ったところ、
4の「人に向かって音読」したグループの圧勝だったそうです。
ちなみに最下位は「頭の中だけで暗唱」グループです。
この実験からもわかるように、声を出して覚えるというのは良いことです。
ただ、塾や図書館などではできないので、自宅で行ってもらう必要があります。
それではなぜ、音読は学習効果が高いのでしょうか?それは、
- 口や耳などを使うため、
アクティブな学習になる - 声に出すには、
テキストをしっかり読む必要がある - 音読には「自己参照効果」がある
これらのポイントをまとめて、心理学の世界では「プロダクション効果」と呼ばれているそうです。
ここで注目していただきたいのが、2の内容です。
漢字などしっかり読めないと正確な音読はできません。
そして、すらすら読めることで文章をスムーズに頭の中に入れることができます。
そこから、文全体の内容の理解が深まるのです。
一度試してみてはいかがでしょうか?
一番は
『本人のやる気』
なんですけどね(#^.^#)