歴史の教科書(古田茂大)
安倍元首相の銃撃事件の衝撃が、未だに収まりません。
「首相が襲われる」と聞くと、犬養毅や浜口雄幸を思い出しますが、
いづれも歴史上の出来事であり、実感が湧きづらいです。
同様のことが、リアルタイムで起きてしまったわけですが、
子どもたちは、驚いてはいるものの、そこまでのことと受け止めていないように、少し感じました。
コロナウィルスの世界的感染、ロシアによるウクライナ侵攻、そして今回の事件と、
数年後の教科書に記載されてもおかしくない出来事に、慣れてしまって、その重大さがぼやけてしまいがちです。
ここ数日は、ウクライナの報道もずいぶん減り、ロシアによる侵攻が終わったと思っていた子もいました。
メディアが発達している現代だからこそ、情報が必要以上に偏ってしまい、その影響に大きな差が生まれてしまいます。
情報を冷静に捉える力を自分も含め、養う必要性を感じました。
最後にはなりましたが、安倍元首相のご冥福をお祈り申し上げます。