惨劇は繰り返し、
マスコミでは、大変な事件が起きると、
その事件を中心に取り上げます。
「当たり前だよ」と言われると思いますが、
もちろんそうです。解説者はお決まりの
事件の原因追及と責任、再発防止をさも
出来る事の様に語ります。
昨日起きた、大阪市での放火事件は、
20人以上の犠牲者を出し、2年前の
京都アニメーションの事件を思い起こさせ
ます。本当に悲惨な事件であります。
東京の京王線で起きた事件でもそうですが、
未然の防止策は、現実的には皆無でしょう。
防ぎようがありません。それでも少しでも
防ぐ方策の開発や自己防衛によって、こう
いった事件の絶対数を減少させる意味は
あると思います。
たまに、「最近、物騒だ。」「凶悪事件が
増えている。」というコメントが聞かれ
ますが、これは誤りですね。殺人事件の件数は、
ずっと右肩下がりです。こんな事件の後では、
意味がないかも知れませんが、現在日本では、
殺人事件で亡くなる方は、250人くらいです。
年間で亡くなる方の合計は、約130万人です。
にもかかわらず、平和的な感覚が持てないのは
何か理由があるのかも知れないですね。