少子高齢化→対策?
少し前に、人口減少の記事を記したのですが、
「合計特殊出生率 1.20で過去最低に・・・」と
いうニュースが先週あたりから出ております。
よく、政府や地方自治体が、少子高齢化対策と
銘打って色々な活動や予算をつぎ込んでおります。
ところで、この「対策」がそもそも若干、ピントが
はずれているような気がして仕方ありません。
つまり、少子高齢化を防ぐ対策なのか、少子高齢化
になった社会をどう構築するか、ということです。
というのは、少子高齢化を防ぐ方策と言いつつ、
現状の不満をただ並べているだけの記事が目立ち
ます。「子育てに不安」「将来に不安」「結婚に
不安」「働き方に不安」等など。これらは現状の
不安であり、これを解消しても少子高齢化は改善
されません。実際に世界で人口が増えている地域は、
国内紛争や食料危機が叫ばれている場所です。
つまり不安が極限の状況の地域が、人口が増えて
いるのです。ほぼすべての先進国は、少子高齢
化で、多分上記の不安が解消すれば、さらに、
少子高齢化は進みます。成熟してきた地域では、
これは必然なのだろうと思えるのです。であれば、
抗うのを止め、むしろどういう社会を目指すかを
積極的に考えた投資の方が将来の子どもたちの
ためになると思えるのですが。皆様は、如何が
お考えでしょうか?