導く人?
たまに耳にするお話しなのですが、人には、「導く人」が
存在することがありますね。有名人などで例をあげると、
芸能界に入る時のお話しです。Aさんは、小さい頃から
芸能界に憧れていて、オーデションを受けようと申し込む
のですが、一人では心細いと思い、あまり芸能界には
興味のないBさんを誘って参加しました。しかし、実際には、
合格したのがBさんで、Aさんは落ちてしまい、有名に
なったのは、Bさんだったというお話しです。
司法試験などでも同じ例がありますね。大学で司法試験を
受けるサークル(道場)がありました。法学部に入り、
司法試験を目指しているAさんは、早くから入部して、
司法試験をより有利に進めようとしていましたが、1人
ではなかなか勉強が続かないと思い、友達のBさんと
一緒に入部しました。Bさんには法曹の思いはそこまで
ではなかったのですが、結局合格したのは、Bさんで、
Aさんは最後まで合格せず、法曹の道を諦め別の仕事を
選んだというお話しです。
「導く人」は、何も師匠という訳ではなく、上記の
場合は、どちらもAさんのことです。きっかけを作った
人というニュアンスです。しかし、その人がいなければ
そうはならなかったという点では、本当に重要な人物
ですね。
高校や大学を選ぶ際にも、ひょっとしたらこういう
ケースは少なくないかも知れません。よくわからない
けど何となく友達が言ったからとか、誘ってもらった
からとか。何がきっかけで人生が動き出すかは、本当に
わかりません。そういう意味では、大いなる意思が
ないと優柔不断なように受け取られがちですが、
きっかけよりもその後の過程の方が重要な気が致します。