可能性の追求(正木校)
「何のために、勉強するの?」という問いかけは、
私が学習塾に携わって32年間、何度も繰り返された
質問です。ある視点では、
「勉強が嫌いで苦手だったので、昔は本当に勉強し
なかった」
というコメントをされる大人も多いです。
また別の視点では、
「可能性の追求のためや、その後の生徒の選択肢
を増やすため」
と答える方もいらっしゃいます。
ある調査で社会人に「学生時代の勉強は仕事に役立って
いますか?」と聞いてみると、38.9%が「はい」
と回答。「いいえ」と答えた人が61.1%を占めた
そうです。
色々な正解があって良いと思うので、結論めいた
内容を語る気はないのですが、やはり「楽しめる」か
どうかは上記の答えに大きな影響があると思います。
分かる楽しみや理解する楽しみ、また解く楽しみ、
その楽しみ方も多種多様ですが、楽しむことが、
上手な方が、勉強の意義を感じやすいのではないで
しょうか?
どんな人間でも、「嫌だ、つまらない、楽しくない」
という感情から何か良いものが生れることは、無い気が
致します。