今週の美点凝視vol.8(古田茂大)
本日紹介するのは、高3のHくん。
彼が通っている学校では、多くの生徒が進学先を決め、授業は崩壊しているそうです。
(先生、周りの皆さん、もうちょっと、気を使ってあげて!!)
そんなHくんにとって、この2週間は、いくつか入試があり、勝負の期間になります。
これまで、原稿用紙30枚近くの小論文の練習、面接練習、学力試験など、様々な対策をして参りました。
そんなHくんですが、この1か月ほどで、質問の内容に明らかに変化が見られるようになりました。
最近は、「この英文の文構造で、ここが目的語になっていると思うのですが、この後の節はどういう役割をしていますか?」
とかなり具体的な質問になってきました。
そして、何より成長を感じられて嬉しかったのが、少し目を潤わせながら、悔しそうに、
「今までいかに自分が理解していなかったかが分かった」と言ってくれたことです。
ソクラテスの「無知の知」でもあるように、不知を自覚することは、意外と学生時分に難しいことだと思います。
いい経験してるな。