モナリザの知識(藤江)
こんにちは、明日成穂積校の藤江です。
歴史の授業において、教科書に載っている重要語句を覚えるのはもちろんですが、
その歴史的背景や当時の人の心を考えることを重視しています。
教科書に載っていない内容は一般的には余談かもしれませんし、点数を取るために不要にみえますが、
結果的に昨年の受験生で普通科を受験した子は概ね80点以上、一番高い子で98点を取ってきています。
(もちろん地理と公民もあります)
興味を持ったり思考させることで、記憶の定着に繋がっていると考えています。
例えば昨日の中2の授業では「中世ヨーロッパ~室町幕府の滅亡」を学習しました。
中世ヨーロッパの作品にはなぜ「裸」のものが多いのだろう?
高校の倫理という科目で学習するプラトンという哲学者の影響が強く、
ありのままが本質を表すという発想で、
聖なるもの、天使や女神は裸で書くものという常識があったのが古代ギリシャ・ローマ時代です。
そしてその時代の価値観を見直そうと始まったのがルネサンス(文芸復興)
当然裸の作品は多くなってきますね。
(作者の死後50年で著作権はフリーとなります)
かの有名なレオナルド・ダ・ビンチの「モナ・リザ」
この絵画がこれほど有名になった事件をご存じでしょうか?
この作品は、なんとあのルーブル美術館から盗み出されたことがあるんです。(まるでルパンの世界)
そしてこの絵にはいろいろな謎が隠されているとかいないとか・・・
瞳の中にアルファベットが隠されているのはあまりにも有名な事実ですし、
顔の左右が明らかに違う感情を表しているといわれています。
しかしこの絵にはそれ以上の様々な人の思惑が・・・
詳しくは是非洋画の「ダ・ヴィンチ・コード」をご覧ください。(ちょっと難しい映画です)
子供たちは好奇心旺盛なので、こんな話をすると目を輝かせて授業にのめりこんできます。
学力を上げるための大切な要素に「好奇心や興味」があると考えています。
努力や反復ももちろん大切ですが、楽しい科目はより一層結果に繋がりやすくなります。
というわけで、授業の工夫を頑張っていますよ、というお話でしたorz
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