ワクチンについて考える②(加藤)
思えば、コロナウィルスが流行りだした時のコロナウィルスに
関する意見は様々でした。「インフルエンザみたいなもの」
「指定感染症2類はやりすぎ、5類相当」「ただの風邪」
未だにどういった扱いが適当かは定かではありませんが、
『未知』のものに対する人間の反応は、やはりそれぞれで
過敏な方もいれば、楽観的な方もいるということだと思います。
よくニュースなどでは、「正しく恐れる」というフレーズが
使われますが、何が正しいのかも確定的ではありません。
今ワクチンで起きていることもある種、同様かも知れません。
治験は当然行われていますが、長いスパンでワクチンが
体に及ぼす影響が未知であることは言うまでもありません。
ワクチン反対派は、中高生に優先接種をすると発表した
自治体に抗議の電話をかけ罵声を浴びせているようです。
ワクチン接種は個人の選択であり強要されるものではない
とは、十分理解した上で、期待され得るワクチンの効果に
よって現在翻弄されている生徒達を『普通』に戻すきっかけ
にはなるような気がします。
学校生活のなかで、小学生から高校生に話を聞くと、
給食やお弁当の時間は、本当に誰もしゃべらないようです。
全員が机を離し、前を向いて、黙々と食事をする毎日です。
およそ今の大人が経験したことがない光景が、現在の
生徒にとって日常なのです。宿泊を伴う修学旅行などは、当然に
気を使います。全面的な中止ではないですが、少なくとも
昨年は多くの学校が、『日帰り』を選択しました。
「これが修学旅行?」というものです。先の自治体も
現在の子ども達の異常を何とか改善すべく、また行動的で
無症状が多く、知らない間に感染を広めている可能性を
考えての優先接種となったはずです。
続きは次回へ