なぜ頑張れる?(古田茂大)
先日、中1の授業で、テスト勉強を頑張っている子に、タイトルある「なぜ、そんなに頑張れるの?」というインタビューをしました。
意図は以下の三つです。
①単純に頑張れる理由を僕自身が知りたかったから。
②勉強に前向きになれない子に対して、刺激にしたかったから。
③頑張っている子を褒めてあげたかったから。
①単純に頑張れる理由を僕自身が知りたかったから。
学生にとって、「勉強」はやはり楽しいものではないと思います。
では、中1で毎日のように塾に来て頑張っている子が、なぜそんなに頑張れるのか、あまりに気になったので、聞いてみました。
その中の答えのいくつかです。
・○○くんに勝ちたい(この答えは3人ほどいましたが、その○○くんは同一人物でした。当の本人は、3人の目を全く意識していなかったようです。)
・兄弟に負けたくない。(「対人・ライバル」という点では、前述のものと同じですが、知らない間に比較されているように感じてしまうものなのでしょうか。)
・いい高校に行きたいから。(思っている以上に、多くてびっくりしました。)
②勉強に前向きになれない子に対して、刺激にしたかったから。
羽島校では、テスト勉強の進み具合をグラフで可視化していますので、その結果は、一目瞭然です。予想はしていましたが、その結果から判明したことがあります。
テスト勉強が進んでいない子=塾に自習に来ていない。
残念ながら、この法則は100%成立していました。
「家の方が集中できるから」「送迎してもらえないから」「通う時間がもったいなから」と理由は様々でしたが、あまりにわかりやすい結果でした。
一人ぐらい、「自習室を利用しないけど、テスト勉強が捗っています」という子がいてもいいじゃんと思ったのですが、そう甘くはないですね。
③頑張っている子を褒めてあげたかったから。
今回のインタビューの一番の意図と言っても過言ではありません。私はどちらかと言えば「厳しい」方に部類される講師だと思っています。(どちらかと言えばは不要か・・・)
ただ、「叱る」ことはあくまで方法であって目的ではありません。目的は、生徒がいい方向に向かってくれることですから。
そこで、今回は、目が行きがちな「捗っていない生徒」ではなく、「頑張っている生徒」をとにかく褒めてあげました。
あんなに大変なテスト勉強を頑張ったわけですから、ご家庭でも、是非それを認めてあげてほしいです。