「目」の不思議(鎌田)
日々、友学館にて中学生を指導させて頂いていますが、
教えているこちらが純粋に「おもしろいなぁ」と思うことがあります。
最近ですと、人間の「目」についてです。
ちょうど、中学2年生は今度の期末で人体についてが範囲ですし、
もちろん受験生も目にする内容です。
また、中学1年生の光の進み方にも大きく関係しますね。
御存知の方も多いと思いますが、
目の水晶体→レンズ、網膜→スクリーンの役割をして、
物体からの光をそのレンズによって屈折させて、網膜上に像を結びます。
そして、その像は「実像」です。
つまり、実物の上下左右が逆向きのものが網膜に写るのですね。
では、なぜ人間は実物と同じ向きに見えているのか???
網膜は映像を電気信号に変えて脳に送るのですが、
その際に、脳で映像信号を正しい向きに戻しているので、
私たちは逆さまでない風景を見ることができるのです。
(「目」の不思議2 に続く)