AもBもCもという訳にはいかない?(川口)
中学生でなかなかの個性を持った生徒がいます。
今は定期テストが終わり、
夏休みまであと少しという狭間の期間なので、
なんとなく休憩しながら、
ゆったりと過ごしている生徒が多いかと思います。
そんな中、
「次のテストに向けて勉強を始めるので、
カリキュラムを作って下さい。」
という生徒が現れました。
こんな早い段階から!?
という驚きはあるのですが、
実はこういう生徒は結構います。
テストの結果に対して悔しいという思いを持っていて、
すぐに行動に移せる生徒ですね。
この生徒がすごいのは、
・友達と遊ぶ時間は必要ない
・YouTubeを見る時間もそれほどいらない
・夕方の休憩もいらない
と言うのです。
こう聞くといわゆる「がり勉」のようなイメージを抱くかもしれませんが、
決してそういうことでもありません。
ニュアンスをお伝えするのが難しいのですが、
何か自分がするべき事やしたい事があるなら、
その他の娯楽の時間はなくなっても大丈夫
という感じです。
中学生なので、
SNS含め娯楽の誘惑に惑わされるのが当たり前だと思いきや、
きっぱりと「必要ない」と言い切るのです。
「真面目」というイメージともまた異なります。
素直に、
一直線に、
ただ「頑張れる」のです。
他人がどうとか特に関係ありません。
「〇〇さんが自習に行くなら私も…」という感じでもないようです。
ただ、自分が頑張りたいから頑張るのです。
こういう生徒と出会うと、
この生徒の「この先」が楽しみで仕方ありません。
この感覚はなんなのでしょう。
「可能性」を感じさせてくれる感覚なのでしょうか?
例え、うまくいかないことがあっても、
頑張りでその状況を打開していけるという、
ある意味「希望」をずっと持ち続けることができそうな期待感なのでしょうか。
成功者はよく、
「AもBもCも手に入れることができる」
なんて言いますが、
そんな簡単なことではないような気がします。
大半の人は、
「AかBかC」のどれかに全精力を注ぐことで、
それが形になったり、ならなかったりという程度だと思います。
一番ダメだと思うのは、
AもBもCも中途半端になることではないでしょうか。
とはいえ「バランスよく」もすごく大事なんですけどね。
抽象的であまりまとまりのない文章になりましたが、
たまにはこんなブログも。
生き方は人それぞれです。
僕は小学生だろうが、
中学生だろうが、
「頑張る」生徒へのリスペクトは常に持ち続けたいと思います。