2684歳です。

 

 唐突な表題で恐れ入ります。上記の2684歳は、何の年齢かと

いうとですね・・・、日本という国の年齢なのだそうです。

一応、現在の国際的な基準から言えば、「国家」という定義は、

3つの要素が必要だそうです。それが、国土、国民、政府だそう

であります。つまり、国土、国民はまあ当然としても、その

政府が倒れれば、それは国ではなくなるわけですね。そういう

意味において、世界最長寿国が日本で、およそ2700歳です。

2位のデンマークで、約1100歳。3位がイギリスで、約950歳

となります。

 

 学説的な問題は、当然ありますが、事実として長寿国である

ことに、世界の異論はありません。しかし、ふと世界の移り

変わりをみるに、少なくとも産業革命以後と第二次大戦以後

における人口増加はまさに、激変と呼ぶにふさわしいものです。

もちろん古くはローマ帝国やモンゴル帝国など、一世を風靡

した国はいくつもありますが、人口としての大きな変化は、

世界的には見られませんでした。この日本の2684歳のなかの

2500歳くらいは、ゆるやなか世界だったわけです。それが、

今や変化の振幅もさることながら、そのスピードも圧倒的で

あります。

 

 変化の少ない時代においての先人の知恵は、経験則という

点で貴重でしたが、その経験則が全く当てはまらないことも

多く起きる現代であります。1人の人間が受け取る、現代の

1日の情報量は、なんと平安時代の一生分なのだそうです。

たまには、ゆっくり過ごす1日はいかがでしょうか?

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