12年目の3.11.

 私は昭和43年生まれであります。終戦から23年後にこの世に

生を受けたことになります。戦争は天災ではありません。人災

の最たるものでありますが、悲劇的であるということに、天災

と人災の違いはありません。そして天災は、明らかに人智を超

えて突然にやって参ります。

 

 年月の感覚は人それぞれだと思います。災害を忘れてはいけ

ないと報道でよく耳にします。しかし、あの東日本大震災直後の

ショック状態のままで生活は出来ません。人間は慣れないと生きて

いけない動物です。逆説的に生きていくために慣れていきます。

ホメオスタシスという考え方ですね。

 

 災害はいつ起きるかわかりませんし、起きた事実は変わりません。

それを少しでも生かすことが責任なのだと思います。少なくとも

今日一日は、鎮魂の想いで過ごしていきたいと思います。

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