英検について、

 明日成においては英語検定の準会場登録を

しており、1月の英検も多くの方に受験頂き

ました。やはり英検は、英語力を計る上で、

一つの指針となることは間違いありません。

 

 しかし・・・、

そこには落とし穴もいくつも存在致します。

まず、そもそも「英語力とは?」という問いの

答えは幾つも存在します。言語であるので、

当然コミュニケーションが重視されるという

方もいらっしゃるでしょう。つまり日常生活で、

使えるかどうかが大切だという考えです。

アメリカの大学においては、留学生の英語力は、

TOEFLという検定でスコア化され、入学基準が

設けられております。このTOEFLが日本人には

難し過ぎるという事で、TOEICが作られました。

 

 先の回答例で言えば、日本において、英語での

コミュニケーションは、特定の人以外は、全く

不要です。教養の範囲なのです。ここが、どう

しても大きな壁となります。つまり現実とは、

乖離せざるを得ないのです。方向性は異なり

ますが、この英検と学校で重要視する英語力も

また乖離があります。英検が出来ても学校の

英語のテストが取れるとはならないのです。

少し前に、共通テストで外部試験導入が話題と

なりましたが、各方面から非難殺到でした。

これは、学校内容を検定に向かわせるという

方向性だったのですが、一筋縄ではいきません。

 

 という事で、英語検定の現在は、一つの指標と

いう判断で間違いないのですが、これ以降はどう

なるかはまだ分かりませんね。これからを注視

したいと思っております。

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