致知をご存知でしょうか?

 現在の日本において、「大学」(だいがく)といえば、普通は、

高等学校の上位の学校を示しますが、儒教経典の『四書』の一つに、

『大学』という経典があります。現在は一般の方が目にすることは

ほぼ皆無ではありますが、先達の多くは、「人生の教科書」として

学んだ書物の一つです。

 

例えば、現在でも「松下幸之助商学院」では、この『大学』の暗唱

を普通に行っております。賛否はあるかも知れませんが、最近では

この暗唱という勉強法を否定する動きも多いですが、「考える力」を

養う方法の一つとして、教育現場でも今一度再考しても良いのでは

と思っております。

 

その大学の一節に出てくる言葉が、『致知』であります。意味は、

「知識を極限まで広めること」や「自然な心の機能を極限まで働か

せること」などとなっております。その名前を冠した致知出版社の

「致知」という月刊誌がございます。本屋さんでは売っていなくて、

いわゆるサブスクでないと買えません。

 

明日成においては、この致知を毎月全社員で定期購読をしております。

木鶏会と言われる勉強会を通じて、子ども達にどう接したら良いかを

各講師自身が考える機会を持っております。もちろん、至らぬ点ばかり

ではありますが、少しでも研鑽になればと考えております。

 

実は、この致知は、あまり表には出ませんが、各方面の著名な教育者

や指導者の愛読書となっております。もしもご存知の方がいらっしゃ

れば、この「致知」について各校舎の講師にお声掛けください。

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