後世に伝えていく(増田)

ただいま小学5年生の国語の授業で

「たずねびと」という物語の授業を行っております。

この話は今の小学生にはあまり馴染のない戦争のお話になります。

一人の少女がポスターに書かれた自分と同じ名前の子に目が止まったが、

原爆で亡くなった子だと知り、お兄ちゃんと一緒にその子を探しに行くというお話です。

子どもたちにとっては

原爆って何?

戦争っていつのことなの?

どこに落とされたの?

と疑問に思う事ばかり。

当然のことですが、誰かが話してあげなければ知ることのないことのように思います。

私の祖父母は戦争を生き抜いた人たちなので、小さい頃はよく話を聞きました。

自分のおじいちゃんが小学校で戦争の話をしたのは今でも鮮明に覚えています。

その中でもおじいちゃんが浜松いた頃、戦闘機に銃撃され、

かろうじて生き残ったというお話は 当時聞いて衝撃でしたね。(数センチ手前を戦闘機の機関銃がかすめていったらしいです )

そんな話を交えつつ、話だけではピンとこないと思ったので、

当時のアメリカ軍の戦闘機の映像をyoutubeで観ながら授業を行いました。

6年生の教科書にも「平和の砦を築く」という戦争の話があったので、

6年生も同じ様に映像を見ながら授業しました。

どちらの学年も見たことのない映像に食い入るように真剣な眼差しで見ておりました。

もうすぐ戦後76年の節目を迎えます。

当時を知る人が少なくなってきたからこそ誰かが伝えていかなくてはいけないのかなとも思います。

今後も小学生の知らないような話をしていけたらと思います。

正木校 増田響

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