総裁選の始まり・・・

 

 石破総理が退陣を表明して、自民党の新たな

総裁選が始まります。今までの総裁選と決定的な

違いは、自民党の総裁=内閣総理大臣かどうかは

確定しないということですね。小泉さんでも高市

さんでも、その他の方でも、いばらの道であるこ

とは確定的ですね。ただし、衆参両院で過半数割れ

の自民党とはいえ、例えば首班指名選挙の決選投票

で、野党が一致団結して誰かを推すことは、実質的

にあり得ませんね。ですから、実質的には自民党の

党首か、可能性として新たな連立先の党首の2択な

のだと思います。

 

 いつも思いますが、こういう政治の状況を子ども

達に実感をもって、分かりやすく伝えることが、本

当にむつかしいです。現在の中3生でもまだ、公民

内容が途中ですし、仮に高校生に伝えても、「ふーん」

という感じで、なるほどとなりません。

 

 言語外のニュアンスや暗黙のルールなどもその理由

の一つです。例えば、衆議院の任期は4年で、テスト

でも出題されますが、実際に任期満了となったのは、

現憲法下では、一度だけです。つまりそれ以外は、

必ず「解散・総選挙」です。もちろんその時々の政策

や思惑がありますが、政治家は本音と建て前を使い分け

ますので、ある程度の基礎知識や政党の考え、政治家

個人の気質などが理解出来ていないと理解出来ません。

 

 今回も何とか、子ども達に分かりやすく伝えたいと

思っておりますが、『至難の業だな・・・』と思っており

ます・・・。