移り変わり
テレビやネットでは、昨日のフジテレビの会見で
持ち切りであります。何か遠い東京の方で起きている
大惨事な気もしつつ、企業、ガバナンス、コンプライ
アンスという点で、身につまされる思いや、恐怖、
責任を感じざるを得ません。色々な指摘もあるなか、
確かに世の中は、変化しております。しかも、その
速度たるや昔の比ではありません。情報量は、昔の
数倍ではすまず、数十倍、数百倍で、しかも玉石混交
のなか駆け巡ります。
生徒たちに歴史の授業をする際に、何が起きたか
というより、なぜ起こったのか?その時、何を思って
起こしたのかが、歴史の醍醐味であり、深さに直結
すると伝えておりますが、その価値観の危うさも
感じておりました。行動から思いを類推され、その
類推の信憑性が問われます。言葉も無力感を伴い
ます。しかし、気持ちや感情は難しいです。なぜ
なら、同じではないからです。後からどうにでも
変化するからです。その時、そう思ったかどうか
は、後の記憶で書きかえれもします。
はっきり理解できるのは、昔の価値観と今は、
明らかに異なっており、今この瞬間も猛烈な
勢いで変化し続けているということです。