昨今の宅配業について(鎌田)
今日は社会派のブログにしてみます。
今や多くの人が日々宅配業者さんにお世話になると思います。
例えば、ネットで欲しいものを探し、ポチッと押せば、
速くて翌日には商品が届く時代です。
第一回目の岐阜新聞テストの英語過去問では、
日本の配送・宅配業のサービス力の高さが
長文問題の題材になるほどです。
一方で、商品購入が手軽になればなるほど配送商品自体が増加し、
それに伴い、配送業者の負担増・人材不足が社会問題になっていきました、、、。
実は先日、自分がある商品を買った際に、
なかなか商品が配送されない事態がありました。
いつもは遅くとも2、3日すれば届くので、
おかしいなと思って確認してみると、
聞き慣れない配送業者が荷物を届けてくれるようです。
気になってその業者の口コミを調べてみると、
心配になるような書き込みがたくさん目に入りました、、、。
すごく不安になったのですが、もう少し調べてみます。
すると、昨今の配送業者への負担増を受けて
それを改善すべく新たな仕組みでスタートしたのが今回の担当業者でした。
マイナスな口コミの原因は、
始まったばかりのサービスでまだまだ体制が整いきっていないことにもあるでしょう。
しかし、そもそも配送負担軽減を目的としている業者がある程度配送日数がかかるのは必然のところ、
人々が既存のサービスの良さに慣れきっている中では、
「かなか届かないことを受け入れ難い」という気持ちがあるのではないかと思います。
(自分もその1人だったわけです)
例が適切かどうか分かりませんが、
『ある被災地でおにぎり1個ずつが配られた際は、みんなが非常に喜んだ。
しかし、だんだんとそれに慣れていくと「また1個だけかぁ」と不満に変わっていった、、、』
人間は良くも悪くも「より良い状態」を求めてしまうものです。
そしてどんな状態・状況にも「慣れていく」ものです。
それらが発展の原動力になるのですが、
また、それらが自分たちの首を絞めることとも表裏一体です。
あまりにも便利すぎることは必ずしも豊かであるとは限らないと思います。
今回、宅配日数がいつもよりかかった経験からこのようなことを考えてみました。
※やっぱり、普段の便利さから少し離れる山登りは大切な趣味にしていきたいなと思います。