数年前の1万円は今も1万円?(鎌田)
今の中学3年生であれば、冬頃に公民で経済について学びます。
その中で「インフレーション」というワードに触れますが、
今の日本が正にそれです。
教科書にはこうあります。
「物価が上がり続けるインフレーションがおこると、お金の価値は下がる」
教科書にはインフレーションの原因として消費拡大などが書かれていますが、
実際はもっと複雑で、現在顕著となっている円安も大きな一因です。
ここで気を付けるポイントは、タイトルの通り、
「数年前の1万円と今の1万円は同じか?」ということです。
もちろん、1万円札そのものの見た目は変わりません。
しかし・・・・・
物価が上がるということは・・・・・
例
数年前→商品Aが1万円で買えた!
現在→商品Aが1万5千円出さないと買えない!!!
※ちょっと表現を変えると、現在1万円で買えるのは商品Aより性能の劣る商品B
つまり、見た目は何ら変わっていない1万円なのですが、
その価値は下がっているのです・・・。
もちろん金額が大きくなれば、その分価値が低くなる金額割合も大きくなります。
このような事態はとても気付きにくいのですが、しかし確実に起こっていきます。
※これに対抗する術は色々存在します♪
日本の高校でもお金に関する授業がスタートしたり、
世の中で金融リテラシーという言葉を耳にする機会が増えたりしています。
僕もまだまだ分かっていないことの方が多いのですが、
関心は持っていたいなと思います。