悩ましい進路選択(藤江)

こんにちは、明日成穂積校です。

気付けば11月末、すっかり朝晩は冷え込む時期となり、今年も残すところ一か月となりました。

11月末といえば塾でも学校でも面談を行っている時期となります。

今日はその面談の中でのお話。

中学3年生でいよいよ私立の受験校を選定し、公立高校の可能性を絞っていく時期となりました。

けっこう明日成あるあるですが、中学の途中から明日成に通ってくれた子は劇的に点数が伸びています。

例えば中1.2は300点ちょっとで成績オール3で合計27の子が、

中3から明日成に来て400点を超えて成績オール4の合計36みたいな。

私達としてはよく頑張ってくれて本当に素晴らしいと全力で褒めちぎりながら、

内心は「そりゃ明日成に来れば上がるに決まってるさ(^_-)-☆」と誇らしげな気持ち。

そこまでは本当にありがたい成功例なんですが、、、

いざ高校選択になるとこれは慎重にならなければいけません。

1.2年の成績が27で、3年生の成績が36だと、受験で使う成績は31.5だからです。

成績が上がった要因は期末結果であるため、1.2年の学習内容にはまだまだ不安があります。

でも実際に400点を超える結果を残せるようになって、お子様自身も上の高校を目指せると思い始めている。

そこで私たち明日成の先生がするアドバイスとは。。。

まず最優先に考える事は

「高校卒業時の進路」です。

上の高校に勇気を持って挑戦して合格することは本当に素晴らしいです。

でも、、、高校受験でそんな挑戦はほぼ無意味です。

なぜなら、上の高校に挑戦するようなレベルの場合、ほぼ確実に高校では戦っていけず落ちぶれていくからです。

中学までしか面倒を見ない塾の、実績作りのために誘導されている可能性が高いです。

高校の現状や大学受験の実績、各高校の特徴、現校長の進路方針、部活動の時間など、考慮すべきことがいくつもあります。

近隣のいくつかの塾は、それを知らないでよくこの学校を受けさせたなと思う指導ばかりされています。

体感ですが、中学までしか見ていない塾を卒業した子の8割程度が、高校では学年で半分以下の順位になっています。

「人生で挑戦するべきタイミング」

どなたの人生にもターニングポイントとなる時があります。

それが岐阜の場合、高校受験である子はまぁほぼいないです。

だって岐阜ではエスカレーター式に有名大学に行ける高校はありませんから。

そうなると、今最優先するべきことは「無茶をして落ちない事」

高校に入ってから挽回はどれだけでもできます。

挑戦するべきは高校受験ではなくて、高校入学時からの学習です。

実際にその覚悟を持って、狙い通りの結果を残してきた卒業生が明日成穂積校には多く、

本巣高校から名工大、青山学院大、中央大、南山大に、

加納高校、岐阜北高校から名古屋大学、名古屋市立大学、岐阜大学など

1年次からきっちり準備をして当たり前のように合格しています。

明日成の真髄が進路指導なのですべては公開できませんが、方針としてはこんな感じです。

「高校受験はゴールではない、通過点だ」

繰り返しますが、どうか高校受験までしか対応しない塾の都合に振り回されないことを祈ります。。。

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