小中学校「選択制」導入へ(瑛作)
先日、ネット上のニュースにこのような記事がありました。
この制度によって美濃市では「通う学校を自由に選択できる」ようになります。
この制度が正解なのか、不正解なのかはやってみなければわかりませんが
選択制をとる市は増えていくかもしれません。
思うにこの制度のメリットは
○個々の生徒のニーズや興味に合わせた教育を受けることが可能になる
勉強だけでなく、スポーツや文化活動の面において
いわゆる「進学校」や「強豪校」というものが、中学校にもできてくるかもしれません。
より上の高校を目指して集まってくる中学校
部活動の顧問の外部化も行われ、有名監督が顧問をする強豪の部活動
こういったことも起きる可能性があります。
○中学校間の競争と品質向上
選択が自由になるということは、選ばれる学校と選ばれない学校が生まれるということです。
そうなると学校としても、特色を全面に押し出したり、教育プログラムを独自なものにするなどの、質の改善が行われていくでしょう。
とはいえ、もちろんデメリットもあるはずです。
○通学手段
特色を見て志望する中学があっても、通う手段がない場合もあります。
徒歩や自転車で通える範囲であれば大丈夫ですが、当然距離が遠くなるほど
自家用車やスクールバスなどの手段が必要になるかもしれません。
○地域コミュニティの希薄化
夏休みの今は、例えば地域のラジオ体操に参加することや
普段の学校生活でもボランティア活動など
校区の地域と関わる機会が何度もあります。
しかし、校区が広がることでそれに参加する生徒が減ったり
そもそもその機会が設けられない可能性もあります。
ざっと思いつくだけで、メリット・デメリットそれぞれありますが、
正直、やってみないことには分からない面が多いと思います。
ただ、
大学受験の小論文に出題されそうなテーマなので
そういった系統を志望する子とは、一度しっかり調べたり考えて
対策をしていきたいと思います。