害獣の定義とは・・・

 

 市街地での熊の出没が、大きな問題となっております。

11月30日には、秋田県のスーパーに熊が侵入し男性従業

員を襲い、その後、店内に“立てこもり”続け肉売り場を荒

らし、12月2日、罠によって捕獲駆除されています。

駆除とは、殺処分ということです。この対応については、

動物愛護の観点から批判もあります。また、駆除の方法

として「地元の猟友会」に対する対応も、現在注目されて

おりますね。誰がどうやって、市街地の熊を捕獲するのか

は、遠く安全な場所で暮らしている人々とまさにその地域

で暮らしている方では、緊張感や現実味が異なります。

 

 動物愛護という点では、10月にカリフォルニア州で、

たこの養殖の禁止法案が可決致しました。養殖でさえ、

タコは高等生物なので、虐待に当たるという法案です。

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 日本ではちょっと考えられない法案ですが、多分、

この法案きっかけで、多くのアメリカの州でも同じ

法案が通りそうなのです。

 

 自然界において、食物連鎖は当たり前であり、人間

もその自然の一部ではあります。しかし意志や感情や

道徳を持ち合わせており、何が正しいかは本当に、

難しい判断ですね。極論的には、動物愛護な方が、

一切の動物性食品を断ち、野菜だけの生活しかしないかと

言えばそうではないでしょうし、生き物という観点では、

ハエや蚊も殺します。しかし、愛猫家の私にとって、

野良猫の殺処分を許せるかといえば、やはり答えは、

Noであります。極論ではなく、よりベターな解答が

みつかるといいなと感じております。