天の気持ち

 

 朝起きて、白銀の世界が広がる今日を

皆様はどのような気持ちで迎えられたの

でしょうか?この地方においては、今シー

ズンの初雪となりました。私は、きれい

だなという感想です。

 

 天気はなぜだか、「天の気持ち」と

記しますね。私がいつも強く違和感を

抱くのが、ワイドショーでの天気の

扱い方です。晴ていれば、にこやかに、

雨や雪なら大変そうに放送します。

もちろん災害は、悲劇でありますが、

それもすなわち、天の気持ちであり、

それを人間の気持ちの解釈に変換する

ことが、すでに驕りな気がしてなりま

せん。雨も雪もそして晴も、受け入れ

るしかなく、また全てこの地球では、

必要な要素です。積雪の少ない年の

夏にはよく水不足が叫ばれます。

雪解け水の不足によって、田植えの

シーズンに被害が出やすいのです。

雪の降らない地域の方が、豪雪の

ニュースを見て、その量の雪が、

自分の住んでいる地域に降ったら、

という想像も現地の方から見れば、

的外れな場合もあり得ます。

 

 人間どうしでさえ、思い通りに

ならないことばかりですので、

天の気持ちを思い通りには出来る

はずはないでしょう。受け入れる

ことの重要性を痛感致します。

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