大谷から始まる世界平和(古田)
報道で取り上げられていますので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ドジャースの大谷選手は、ここ最近2度も、デッドボールを受けました。
これはドジャースとパドレスの報復合戦として報道されています。
メジャーリーグに興味がない方のために、ざっくりと経緯を説明させていただきます。
大谷の所属するドジャースと、ダルビッシュが所属するパドレスは、
同地区のライバルチームで、熾烈な順位争いをしています。
その両チームが、6月17日(火)から、4連戦の直接対決をしました。
6月17日(火)
パドレスからサイン盗みを疑われたドジャースのパヘズが、デッドボールを受ける。
6月18日(水)
パドレスのスター選手タティスJrが、デッドボールを受ける。
ドジャースのスター選手大谷が、デッドボールを受ける。
(警告試合が両チームに宣告され、ドジャース監督が退場に)
6月19日(木)
ドジャースのパヘズが、デッドボールを受ける。
6月20日(金)
パドレスのスター選手タティスJrが、デッドボールを受ける。
(乱闘騒ぎになり、両監督が退場に)
ドジャースのスター選手大谷が、デッドボールを受ける。
(再び乱闘騒ぎになりかけるも、大谷の振る舞いで、治まる)
メジャーでは、デッドボールを受けた場合、相手のスター選手にやり返すという不文律があります。
(かつては、日本プロ野球でも見られました。)
やられたら、やり返すの報復合戦は、中東やイラク情勢を見ているようでした。
そんな中、笑顔の大谷さんが争いをなだめる姿は、平和的解決そのものでした。
戦地の人からすれば、甘い考えかもしれませんが、
大谷さんのような気持ちが広がれば、世の中から争いも減っていくのではと思わされた一場面でした。
野球に興味がない方も、動画配信サイトなどで、是非ご覧ください。