変わる学校教育(國井)
小中の教科書改訂など、最近の学校教育の変化に仕事柄目が離せません。
小学校教科担任制
小学校の『英語』『理科』『算数』『体育』の科目に、2022年度から段階的に教科担任を設けるそうです。
これまでの担任がすべての科目を行う負担や、中1になってからの学校間のギャップをなくすためだそうです。
また、先生の時間外勤務が縮小されれば、教科指導の質の向上につながる可能性もあります。
学校の先生たちの時間外労働が問題視されていましたし、解消されるのは良いことだと思います。
ただ、以下のような内容についてはどうなのでしょう?
昨年から教科化された英語は、生徒に聞くと学校によって指導内容が異なるようです。
また他の科目に関しても、先生が大学時代専門にやっていたかどうかで授業が大きく変わるのも事実です。
それによって、生徒の好き嫌いや実力も変わりますね。
そして一番は、すべての先生が生徒の現状・家庭環境を把握したうえで指導するように意思疎通が取れているかだと思います。
制服廃止へ向けた動き
学校の校則見直しをめぐる議論が各地で広がる中、中学生や教員が岐阜県庁を訪れ、制服を強制しないことなどを求めて署名を提出しました。
文部科学省の調査では校則や制服が原因となり、不登校となった児童や生徒は5500人余りいるとされています。
必ずしも制服にする必要はないと思いますが、今度は別の問題なども出てくると思います。
生徒・家庭の個性による服装をみんながみんな受け入れてくれるとも限りません。
また、家庭の事情により服装がいつも同じ生徒も出てくるかもしれません。
それによる偏見やいじめも起こるかもしれません。
制服廃止には賛成ですが、これらの問題の解決策も必要です。
明日成では、これらの問題は起きていませんが、考えさせられる内容でした。
いずれにせよ、生徒への配慮が一番の課題ですね。