努力不足なのか?(川口)
高校生の対策授業は終盤を迎えました。
数学、物理、化学のポイントを絞って解説していきました。
理系科目が苦手な生徒には個別で特訓をしながら、
対策を進めてきました。
授業で伝える内容はテスト範囲の問題の一部に過ぎません。
いかに自習時間に頭を使って考えるかが勝負です。
後悔しても遅いので、今全力で頑張りましょう。
そして、今日はその反対の話を。
すごく表現が難しいのですが、
人には、全力で頑張ってもできないことってありますよね。
いや、
「やってやれないことはない」という考えも好きです。
でも、努力ではなんともしようがないことがあります。
勉強でもスポーツでもそうですね。
先日もある生徒が、確認テストで問題が解けずに泣いていました。
確認テストは全く同じ問題なので、
「努力不足」という一言で片づけることもできるのですが、
宿題をやっていないわけではありません。
ここにいつも難しさを感じます。
甘やかしたい訳ではないのですが、
こういう生徒にはどのように対応すべきかいつも悩みます。
単純に取り組みが甘いと感じれば、厳しいことをいう時もあります。
その時は「できるはず」という、こちらの見積もりが乗ってしまっています。
でも今回はそうではないと感じたので、
追試の問題レベルを落としたり、基準を下げたりしました。
期待していないわけではありません。
勉強が嫌いになってしまうというラインが気になります。
中学生や高校生にも同じことを感じます。
何回やっても解けなくて、理解が追い付かない生徒がいます。
どうしてあげればいい??と思いながら、
分かるまで説明するしかないですね。
日々そんなことをあれやこれやと考えながら過ごしています。
その時の感性を大事に、対応していきたいと思います。