公立高校併願か?(國井)
石破総理大臣は公立高校の入試制度について、複数の公立高校に出願できる「併願制」の導入を検討するよう指示しました。
現在の制度では、大半の都道府県で受験生は1つの公立高校しか受験することができません。
当然、岐阜県も1校しか受験できず、不合格となると私立高校に進学となります。
お隣の愛知県では複合選抜制度と言って、A・Bの2つのグループから1校ずつ選択し、2つの公立高校を受験できます。
岐阜県民からすると、『なんて羨ましいんだ!』と今まで言われてきました。
それが今後変わるかもしれません。
この制度導入には、 高校授業料の無償化で私立高校の人気が高まるなか、公立高校を選びやすくする狙いがあります。
私立人気の高い東京都ではそうでしょう。
しかし、岐阜県にとっては良いことだけではありません。
岐阜県では公立のほうが人気があります。
無償化となっても、制服代など色々とお高いのが私立高校です。
その分、親身になって面倒を見てくれるというよい一面もありますが・・・。
愛知県入試倍率をみても、人気校は軒並み倍率が3倍を超えます!
倍率が去年一番高かったのは、4.60倍にもなります。
つまり、岐阜でも人気校の倍率はうなぎ上りとなるでしょう。
今年の各務原西高校の倍率1.29倍であたふたなんてしていられません。
2校受験できるのは嬉しいことですが、楽観視もできない状況ですね。