中学生の定期テスト勉強法(川口)
今回は中学生の定期テスト編です。
定期テストに向けて勉強する教材として、
主に「学校のワーク」と「塾のワーク」があります。
その他にもたくさんやれることはありますが、
まずはこの2つをやり切ることができるかが鍵となります。
では1回の定期テスト対策で何ページほどやらなければいけないかご存知でしょうか?
カリキュラムのサンプルを以下に示します。

これが長良校で配布しているカリキュラムです。
右下の方を見て頂くと分かるように、
学校のワークは合計で180ページ、
塾のワークは合計で183ページあります。
各中学で差はありますが、
中間テスト…350ページ~400ページ
期末テスト…350ページ~450ページ
が大体の目安です。
350ページより少ないこともありますが、
今回は約350ページとして考えていきます。
明日成では「テスト対策期間」を約3週間設けています。
3週間、つまり21日間で350ページをやりきるとしましょう。
ただし、これだとテスト前日まで勉強していることになりますし、
ワークの間違い直しのことは考慮できていないので、
非現実的ではあります。
仮の計算として参考にしてください。
350ページ÷21日間=16.66…ページ
つまり、1日に16ページ解かないといけません。
1時間に5ページ解くとすると、1日3時間以上は勉強しなければいけません。
ここに他の習い事や部活の夜練などが入ると1日あたりのページ数は増えます。
明日成の授業日においてもカリキュラムを進めることはできません。
よって、21日間で、
学校のワークと塾のワークを完璧にやりきることはなかなか難しいことが分かると思います。
正直にお伝えすると明日成でも完璧にやりきることができている子は、
全体の約20%程度です。
当たり前ですが、やりきることができている生徒の点数が高いです。
たくさん問題を解いた方が、高い点数を取れることは分かっているとは思うのですが、
様々な理由でやりきることができません。
ではどうすれば良いか?
簡単に2つの方法が思い浮かびます。
①問題を解くスピードを上げる
②早い時期から動き出す
①は個人の能力によるものですぐに改善できることではありません。
誰もが可能な方法として②が考えられます。
こういった話を授業の中でしています。
先日、中学1年生に話をすると早速次の日から自習に来てくれました。
ということでスタートダッシュカリキュラムを作成しました。

素晴らしいですね!!
強制するのは3週間だがそれでは少ないということを理解してもらった上で、
早めに動き出せる子とそうでない子がいます。
早めに動き出せる子には昨日、早速仮のカリキュラムを組みました。
考えて行動していきたいですね。