一瞬の判断を後悔(古田茂大)

先日、片側2車線の道路を車で出勤していると、変な黒いごみのような物体が前に。近づいてみると、カメが横断しているではありませんか!!

とっさにハンドルを切り、踏みつぶすことを回避できて、胸をなでおろしたあと、

ふとバックミラー越しに後方を見ると、後続車の方は路肩に停車し、車から降り、そのカメを近くの水路に返されていました。

こういう時に人間性が現れるのでしょう。ただ踏みつぶすことを避けただけの自分と、カメの命を救った方との人間力の差を考えると、自分自身に対して激しい嫌悪感を抱きました。一瞬の判断は、日常から養われるものだと思いますので、己の人間力を常日頃から高めなければと痛感させられた出来事でした。

この後、ふと「浦島太郎」の昔話を思い出しました。

カメを助け、そのお礼に竜宮城に連れてってもらい、宴会のおもてなしをうけ、おみやげに絶対に開けてはいけない玉手箱をもらい、その約束を破り、玉手箱を開いたら、老人になってしまった「浦島太郎」

この物語の教訓は何なんでしょうか?ちょっと考えると、面白いと思います。