やる気スイッチは必ずどこかにある(川口)
塾講師を何年もやっているので、
ある程度の経験はありますが、
絶対的に生徒のやる気を引き出す方法はいまだに見つかりません。
というより、そんなものは存在しないのだと思います。
同じように声をかけても人それぞれ反応は異なります。
表情見ながら、その子の状況を考えつつ話をしますが、
何が正解なのかは分かりません。
絶対的にやる気になる方法は分かりませんし、
正解の声かけの方法も分かりませんが、
諦めているわけではありません。
手探りで方法を模索し続けています。
勉強は辛いと思いながらも、やる気に満ち溢れている生徒がいます。
反対に、正直やる気のない生徒もいます。
そんな生徒の1人に、
これまでにもしたことのある「社会の勉強法」の話をしました。
なぜかその日はその話をすんなり聞いてくれて、
勉強中の姿を見ても集中力が途切れることがありませんでした。
「今日、めちゃくちゃいいね」と声をかけつつ、
その日の自習が終わりました。
その生徒が帰り際に、
「明日は今日の方法で理科の勉強をしたいので、プリントの準備お願いします」と
言いに来てくれました。
まさかこんな言葉が聞ける日がくるなんて思っていなかったので、
すごく嬉しかったです。
分からないものですね。
塾講師って難しいけど、奥が深くて楽しいですね。