その一言で、(正木校)
先日、正木校の生徒が、高校野球の県予選を
戦いました。結果は、1回戦でのコールド負け
となりましたが、その際にトラブルが1個あり
ました。明日成の生徒でもある、男の子が何と、
ホームランを打ちました!各務原球場のスタンド
に放り込む、両軍あわせての一番のあたりだった
のです。応援している僕らも、生徒たちも歓喜
しておりました。彼がダイアモンドをまわって、
ベンチに戻ると、相手チームが何やら審判に抗議
しております。何でもホームベースを踏み忘れて
いると・・・。彼は性格的にもむしろ落ち着いた
タイプで、決して我を忘れるようなタイプでは、
ありません。むしろ慎重な方です。しかし、
判定は覆らずアウトとなって、幻のホームランと
なりました。
ちなみに彼の名誉のために、お伝えしますが、
ホームベースを踏んでいた映像はしっかり、残って
おります。つまり誤審であったということです。
そんな彼が塾に来た際に、彼が開口一番、
「僕はやりきったので、悔いはないです。」と
なんともさわやかな言葉を伝えてくれました。
どんな人生にも、理不尽なことは山のように、
やって参ります。誰かの責任にしても、何の意味も
解決にもならないことは多いはずです。そんな
もやもやを爽やかな一言で振り払っている彼を
心から尊敬した出来事でありました。