その① 小学校と中学校のギャップ

「小学校で英語が授業にあるのに、なぜ中学で苦労するの?」と思われる方も多いでしょう。じつはここに大きな課題が潜んでいます。

というのも、小学校の英語は「聞く」「話す」の会話を楽しむことが中心で、「読む」「書く」の文法や読解力を養う時間がほとんどありません。

たとえば、英語で「What is this?」と聞かれたときに答える練習はしますが、文法の仕組みや単語の意味を深く理解する指導は少ないのが現状です。

ここで、先ほどの定期テストの問題形式を「聞く・話す」「読む・書く」の観点で比較してみましょう。

※基本的に定期テストで「話す」問題は出題されません。

令和5年のテストでは「読む・書く」の比重が上がっていることが分かります。

つまり、小学校で習う英語が出来ても中学校では点数に反映されにくいようになっているということです。

まとめ

小学校と中学校で学ぶことが繋がっていない!

その② 出題範囲の増加

また出題範囲も広がっています。前期中間テストで出題された文法を比較してみましょう。

前期中間テストの出題範囲

令和5年では出題される文法が増えていることが分かりますが、これはなんと平成30年の後期中間テストまでと同程度の範囲になります。

範囲が増えたため、5年前と比べて大幅に授業のスピードが上がっています。

また、これらbe動詞や一般動詞、疑問詞などの英文法における大前提の部分でつまづくと、その先どんどん差が開いてしまう構造になっているのです。

まとめ

英語に慣れていない状態で、一気に文法を学ぶことになる。

その➂ 単語は知っている前提

また、中学校の授業は学習指導要領で定められた小学生のうちに習得する英単語(600~700単語)ができている前提で進んでいきます。

試しにお子さまに「知っている英単語、何個言える?」と聞いてみてください。フレーズは出てきても、単語として覚えている子は少ないでしょう。

ここで定期テストの総単語数(問題用紙に記載されている単語の総数)と解答に必要な単語数を比較してみましょう。

どちらも2倍近くまたはそれ以上増加していることが分かります。読み取り問題に至っては約2.4倍もの単語数の増加が見られます。

小学校で学ぶ単語に加え、中学校でも新出単語があるため、もともと知っているかどうかの差が顕著に出やすくなっています。

まとめ

知っている単語の量が大きく影響する。

これまで見てきたように中学英語と小学英語には大きな壁があります。

明日は、このような現状を踏まえた明日成の小学生英語学習のカリキュラムを詳しくご紹介します!

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